まだ、記憶に新しい2017年バーゼルワールドでシードゥエラー誕生50周年を記念して発表されたRef.126600通称「赤シード」。
通常、文字盤に記されているSEA-DWELLERは白文字だが赤いのが特徴。
今回はその50年前に誕生した「赤シード」はどういう物かまとめてみました。

現在から約50年前の1967年、このシードゥエラー(Ref.1665)が誕生し、1983年頃まで作られていました。
このRef.1665は
・「SEA-DWELLER」の下に「SUBMARINER 2000」と赤文字で記載があり通称「ダブルレッド」と呼ばれているもの
・「SUBMARINER 2000」の文字が無くなり「SEA-DWELLER」のみが白文字で記載されて海外では「Great white」と呼ばれているもの
その他、
・「SEA-DWELLER」(赤文字)の下に「SUBMARINER 500M-1650FT」(白文字)で書かれたプロトタイプ通称「シングルレッド」があるとされ

大きく3つに分類されています。

まず、その中の初期に多くみられる赤シード(ダブルレッド)に記していきます。

研究が進みいくつかの文字盤があることが判明されている。この分けられたものをMark(マーク)と呼んでいます。
Ref.1665の分けられたMark-Ⅰ~Ⅳをご紹介いたします。

Mark-Ⅰ

特徴:「SEA-DWELLER」と「SUBMARINER 2000」同サイズ
SEA-DWELLERの「S」とSUBMARINER 2000の「B」は縦方向に揃っています。
赤⇒ピンク⇒黄色⇒白と変色があります。

Mack-Ⅱ
ロレックス 1665 シードゥエラー ダブルレッド マーク2
特徴:SEA-DWELLERのDWがつながっている。
王冠の中の楕円が非常に小さくボテっとしている
いくつかのトロピカルの文字盤を確認している

Mark-Ⅲ

特徴:王冠がシャープ
SEA-DWELLERの「-」とSUBMARINER 2000の「A」はやや左に「A」が来ているがほぼそろっている。

Mark-Ⅳ

特徴:2000ft=610mのフォント(クローズ6)
王冠が広がっており、ROLEXの「L」の縦に伸びている部分と王冠の中央が揃っている。

このMark(マーク)と個体番号(製造年)の関係について
過去に世界で流通していた120本強の個体番号との組み合わせを調べてみました。
※文字盤を変えている物も流通している可能性はありますので、発売時のオリジナルとは断言できません。

Mark-Ⅰ 1,6-2.2million
Mark-Ⅱ 1.7-3.5million(4.0million)
Mark-Ⅲ 3.0-4.1million
Mark-Ⅳ 2.9-5.3million(6.7million)

()に関しては
範囲から大きく離れた個体番号で1点のみ確認しています。

※上記はロレックスが公表した物ではなく流通していた組み合わせになります。

この分けられたMarkについて記載させて頂きましたが
勿論、買取額についても違いがあります。
個体によりますので現物を拝見しないといくらとはいえませんが
Mark-1・Mark-2のトロピカルダイヤルは高価買取に期待できます。
その他、Mark-3・Mark-4も勿論、高額査定ではあると思います。
ペーパー(保証書)があれば更に高値へつながります。
お手持ちの1665がありましたら
一度確認してみてはいかがでしょうか?
また、無料査定もしております。
是非ともご利用ください。